- MRI 検査
- CT 検査
- 紹介状を
お持ちの方へ
CT検査とは
CT(Computed Tomography:コンピューター断層撮影法)検査は、X線を使って体の撮影を行い、体の内部を画像化する検査です。
体内の構造を詳細に画像化することができ、体内の臓器や血管、骨の情報を得るためCTは欠かせない検査となっています。
検査のご案内
検査中
- ガントリーとよばれる円筒形の部分を検査台が通過し撮影しますので、検査中は体を動かさないでください。
検査によっては体を固定することがあります。 - 呼吸で動く部位(胸部や腹部)の検査では、息を止めて検査を行います。
10~20秒前後の息止めを数回行いますので、息止めの合図に合わせて、しっかりと止めてください。 - マイクを通してスタッフと会話ができますのでご安心ください。
気分不快などの異常を感じた場合はそのまま動かずにお話ください。 - 検査時間は検査部位により異なりますが、約10分から20分程度です。
検査後
- 検査後は普段と変わらない生活をしてかまいません。いつものように、食事や入浴をしてください。
来院前の注意点
禁忌事項
次に該当する方は検査が受けられない場合がありますので事前にお知らせください。
- 心臓ペースメーカー・埋め込み型除細動器(ICD)などを身につけている方
(ペースメーカー、ICDの機種によっては、検査が受けられないことがありますので必ずペースメーカー手帳をご持参ください。) - 妊娠されているもしくは、妊娠されている可能性のある方
- CT検査前の2週間以内にバリウム検査を受けられた方(バリウムが腸内に残存していた場合、検査を中止することがあります)
飲食
腹部検査や造影検査の場合、検査4時間前からの飲食は避けて下さい。
ただし、水分摂取(水のみ)は可能ですので、脱水状態にならないようにご注意ください。
お薬
通常薬は普段通りに服用なさって結構です。
造影検査を受けられる方で糖尿病のお薬を飲んでいる方は、投薬の調整が必要な場合がありますので、事前に担当の先生にご相談ください。
検査前の注意点
お着替え
金属のついた服や下着、貴金属などは検査のさまたげになる場合がありますので、検査部位に応じて外していただくことがあります。
眼鏡/ピアス・イアリング/ネックレス/ヘアピン/腕時計/入れ歯/携帯電話/エレキバン/使い捨てカイロなど
-
眼鏡
-
ピアス・
イヤリング -
ネックレス
-
ヘアピン
-
腕時計
-
入れ歯
-
携帯電話
-
エレキバン
-
使い捨て
カイロ
造影剤を使用される方
CT検査で使用する造影剤(ヨード剤)は、検査する部位(臓器)をより詳しく調べる目的で使用するお薬です。
造影CT検査を予定されている方で下記に該当する方はお申し出ください。
- 腎臓のご病気や腎臓障害をお持ちの方
- 心臓病、肝臓病、腎臓病、糖尿病、甲状腺などの病気がある方
- ぜんそくと診断されたことがある方
- アレルギ-(気管支喘息、花粉症、食物・薬などによる蕁麻疹、アトピ-体質)の方
- 過去に造影検査で副作用を起こした事がある方
- 乳房切除後の方
造影剤による副作用
造影剤は腕の静脈から注入します。その際に、体が熱く感じることがありますが、一時的なものなので心配することはありません。
検査中、副作用が生じる場合がありますが、すぐに適切な処置がとれるようにしておりますので、安心してください。
軽度な副作用例
- 吐き気、嘔吐
- かゆみ、じんましん
- くしゃみ
注射された造影剤は24時間以内にほぼ全量が尿中に排泄されます。早く排泄させるために、水分を積極的にお摂りください。なお、水分制限をされている方は事前にお知らせください。
※まれに数時間から数日後に、頭痛・はきけ・かゆみ・じんましんなどの症状があらわれることがあります。何か症状がありましたら当クリニックもしくは最寄の医療機関にご連絡ください。
被ばくについて
CT検査では、人体にX線を照射するため、放射線被ばくは避けられません。しかし、医師は診療上その検査が必要かどうか判断をし、診療放射線技師はより低い線量でより質の高い画像を提供しています。
一度の検査で人体に影響を及ぼすほどの被ばくはありませんので、安心して検査を受けてください。
基本的に健康被害をもたらす被ばく線量ではありませんが、不安なことやわからないことがありましたら、遠慮なくご相談ください。
各部位の特徴
頭・頚部CT
頭・頚部CTは脳内の出血や梗塞などの頭蓋内病変や、副鼻腔、咽頭、咽喉、甲状腺などの顔から首の病変などを調べることができます。造影剤を使用することで血管の状態や炎症などの診断に役立ちます。
胸部CT
胸部CTは5~10秒程の息止めをしっかりと行うことで肺の状態を細かく調べることができます。
肺がん、肺炎、肺気腫、胸部大動脈瘤などの病変が発見できます。
心臓の裏側の部分や腹部に近い横隔膜の裏側、その他の臓器などに重なることなく、あらゆる角度から観察可能な画像を得ることができ、肺の末梢まで観察することが可能です。造影剤を使うことで血管の状態や病気の性質を診断できます。
「低線量肺がんCT検診を受けてみませんか?」
CTは、胸部X線写真に比べ、より小さく、より初期の肺がんを発見できます。
低線量肺がんCT検診では、受診者に対する被ばく線量をできる限り少なくして肺の検査を行います。
咳、痰などが続く方、家族にがん歴のある方、喫煙者(または同居人が喫煙者)、50歳以上の方などにおすすめします。
腹部CT
腹部CTは10~15秒程度の息止めで各臓器の状態を調べることができます。
肝臓や胆嚢、膵臓など内視鏡で観察できない腹部臓器の病変を診断する際に有効です。血管や臓器(肝臓、腎臓、膵臓など)をよりわかりやすく映し出すために造影剤を使用して検査を行うことがあります。
また、何らかの原因により急性の腹痛が生じた際にも、その原因となる消化管穿孔、イレウス、胆石、胆嚢炎、膵炎、尿路結石、解離性大動脈瘤、膿瘍などが見られないかを診断する際にも用いられます。
骨CT
骨のCTは、頭蓋骨、顎骨、脊椎、股関節、膝関節、手足などの撮影を行います。
X線撮影検査では得られない立体画像が得られるため、手術計画や交通外傷などの診断に有効な検査です。
インプラント術前検査
歯科医院さまからのご依頼によるインプラント術前検査を行っております。主治医の先生の指示に従いご準備ください。
※ご自身で検査予約をとられる方は「インプラント術前CT検査の予約」とお伝えください
※ステントと呼ばれるマウスピースの様なものを装着して撮影を行う場合があります。事前に主治医の先生と装着方法を確認してください。
※インプラント挿入予定の上顎か下顎、もしくは両顎を撮影します。
※料金(自由診療により全額負担となります):¥11,000-